ホームページに書き込みできなかったこの半年間、目が回るほど忙しいということはなかったですがそこそこのご用命をいただき、大きな苦戦もなく順調に成約させていただきました。
本当にありがとうございます!
というわけで、専任物件がほとんど残っていないためただ今絶賛募集中!
なのですが、本音の部分で取り扱いたい物件があるため、今回はそれについて書かせていただきます。
それはインスペクションを実施した上での売却物件です。
なにそれ?という声が聞こえてきそうですが、実は15年ほど前から法律にもなっている中古住宅の流通を活性化させる1つの手段で、
2年前から不動産業者に説明が義務図けられている制度にインスペクションがあるのです。
従来、日本では新築住宅に対する信仰が強く、中古住宅の流通が活発ではありません。世界中でもその割合が突出しているほどです。
しかし、町中にあふれた空き家が社会問題化する現在、使えるものは適正に評価してしっかり使っていくというスタンスは当然の流れだと思います。
そこで、インスペクションです。インスペクションとは別名建物状況調査といい、
建物の現在の状況を建築士などの有資格者が客観的に判断し、お墨付きを与えることで購入者に安心して中古住宅を使ってもらおうという制度です。
有資格者が調査することで第三者的な視点が入りますし、調査の結果不具合が見つかれば補修費などが算定できるため、購入者は入居後に費用がどれ位必要かわからない、などということがなくなります。
売主にとっても、従来20年が経過すれば建物価値がほとんど評価できなかった査定方法から脱皮でき、新築時にはこだわりの棟梁(大工さんのこと)がしっかり作ってくれた家とか、築年数は経っているけど大切に手入れをしながら使ってきたという家などがちゃんと評価されるのです。
だから私たちはインスペクションをしっかり利用して中古住宅を取り扱いたいと考えています。
でも、こうやって敢えて書き込みしなければならないということは、インスペクションを全く活用できていないのです。
長くなりますので、以降は次回に。では。