宅建業法が改正されて、メリットがあるのは買主さんばかりではありません。
売主さんにも大きなメリットが存在します。
新築重視の我が国では従来、中古住宅は冷遇されてきました。
どんなにこだわったお宅でも、中の構造部分にお金をかけた建物でも
一緒くた、土地代プラスアルファの査定額しかつかないのが現実でした。
どれだけ長持ちするかが判断できないため、築20年以上の建物は基本的に評価できない、そんな査定が一般的だったのです。
ところが、インスペクションを利用することにより売却時点での状態が客観的に判断できることになります。
建物に問題がないということを客観的に見ることができれば、当然こだわりの構造材や今までの手入れの良さなども明らかになることになるでしょう。
そうなればもちろん査定額はアップされます。良い素材や手入れの良さは建物を長く使用できるということに直結するからです。
買主さんにしても、良い状態の家に住むのと新築でも安普請の家に住むのでは快適性は明らかに前者が上です。
多少価格が張っても満足する家選びになることでしょう。
そんなわけで、インスペクションの利用は売主買主双方にメリットがある制度なのです。
また、コストは多少発生しますが、インスペクションをさらに充実させ、建物の様々な要素を客観的に評価した報告書を付けて売却する
「住宅ファイル制度」というサービスも大阪では利用することができます。
使っていない土地建物がある方、良質な中古住宅を購入したい方、ぜひ一度当社にお問合せください。
これらについて丁寧にご説明し、お客様にとってベストの選択肢をご用意いたします。
宅建業法の改正について3回にわたってお知らせしてきましたが、今回で一旦終了します。
長文をお読みいただき、ありがとうございました。
いずれにせよ、今後は中古建物の優劣が明らかになる時代です。
新築でも中古でも良い建物を長く愛用したいですね。