前回の続きです。
実は宅建業者に対し、建物状況調査(インスペクション)の実施状況について説明の義務付けが、昨年4月より開始されました。
ですから、諸外国並みに中古住宅の流通が活性化するきっかけとなることが期待されたのですが、
今、1年半ほど経過しても一向に盛り上がる気配がありません。
大手ハウスメーカーの団体では一部、同じような仕組みでの販売方法があるようですが、大手ハウスメーカーで建てた家しか対象にならず、それは結局自分たちの物件の囲い込みのための制度です。普通の家の流通の活性化とは少し違います。
さて、何故私たちがインスペクションを活用して中古住宅を取り扱いたいかと言うと、お客様と生涯の、いえそれ以上のお付き合いがしたいからです。
インスペクションを実施することにより、その時点での建物の状態がわかります。今までブラックボックスだった状態が明白になります。
そして買主さんに売却したらお付き合いが終わるのではなく、その住宅に関して引き続きお付き合いをお願いしようかと思います。
例えばその後、リフォームや修繕があればその履歴を当社で把握し、そのお客様に対し修繕履歴の保管サービスをご提供したいと思います。
別にリフォームや修繕を当社で請け負いたいということではありません。どこの業者さんで実施されても構いませんので、図面や見積りなどの資料をご提示いただければ当社で保管しておきます。
時間が経過すれば普通はどこにしまい込んだかわからなくなったり、紛失したりすることが多いわけで、その部分を当社で担当させていただければ、お客様にもメリットがあるものと考えます。身近に不動産屋が自分の家のことを把握してくれていれば安心ではないですか?
保管スペースは今のところ十分にありますので、もちろん無料で考えています。
私たちにとってみれば、何か付随したお仕事がいただけるかもしれませんし、当社のことを忘れずにいてもらえます。
ネットで完結する世の中だからこそ、こういったモノでのつながりが私たちの生き残る道なのかな、と思ったりするのです。
以上、こんなことを日々考えたりしながら仕事しています。
もちろん、これ以外にどんなお仕事でも結構ですからお仕事ください。相談は完全無料ですのでお気軽にどうぞ。
どのようなご相談でも最初の対応はできるくらいには勉強したり研修を受けていますので。
まずはお話を聞かせてください。お待ちしています。